大きな窓、小さな窓
いつもならスマホを眺めて家までの電車を過ごすが、
見ていたアニメが終わり、
通信制限も来ていたため外を眺めることにした。
良さげな場所に描かれたストリートアート。
順番を待つ電車たち。
大きなチョコの着いた工場。
こう見ると窓の外は色んな風景があり、
それが見た目よりも速い速度で流れていく。
共有している人はいるのかと周りを見ても、
普段の自分と同じように小さな窓を見ているか、
耳を塞ぎ目を閉じている。
そういえば、私たちが一日で見る情報の量は平安時代の人の一生分と聞いた。
とても贅沢な時代に生きているのだな思ったが、
それが本当に贅沢なのか。
その多くの情報を有効活用できているとも言えないし、なんならば振り回されることもある。
どんなことでも調べれば出てくる。
これまた結構な時代に住んでいる。
逆に一生分の風景を下手すれば一日で見ていたのかも。
これが本当の贅沢なのではないのか。
これからも情報は増えていく。
もっと便利になっていく。
もっと外を見なくなる。
もっと不自由になる。
明日には、また小さな窓を見る。
雲一つない空、自分の上には傘、下には影がある。
まだ梅雨も来ていないが、夏、夏を感じさせる暑さだ。
セミが勘違いして大人になるため起きだすかもしれない。
夏ではないがサンダルを履きだしてもいいかもしれないほど。
去年の夏から日差しが強い日は日傘をさすようにしている。
折り畳み傘をなくしたのをきっかけにバイト先の店長に頼んで、ほしかった傘を取り寄せてもらった。
少し安く買えるからといえど一本から取り寄せてもらえたのは感謝しかない。
買った傘は最近よく雑貨屋さんで見かけることが多いところの傘。サイトでも男性でも日傘をさすのをアピールしていた。
人気のためか取り寄せる際、他の色は売り切れていて欲しかったネイビーだけが少しだけ残っていたという。
初めての日傘。雨だけでなく晴れの日にも使える傘。
裏側も紫外線対策にか黒色になっている。ケースも袋型でなくポーチになっていて入れやすい。
自分の場合は暑さ対策のために買ったが日差しを浴びないだけでも幾分か暑さが軽減される。
なぜ今まで使っていなかったのかと後悔した。
数年前に日傘男子という言葉が流行ったころには、周りからの印象を恐れて買えなかった。
男が日傘を持つのは変だという風潮がまだ強かったと思う。
日焼けを気にしているのか?男なのに。
○○はこうであるべきという固定観念で見るのはもう今の時代古いと思う。
口に出すことはなくとも、まだみんな頭のどこかで考えている。
けどそれで何もしないままでは変わらない。
変わらないことは悪くないが変化しようとしている人を悪く言えない。
世の中の風潮を気にせず、変化した人はすごい。
誰かが変化すれば世の中もそれに引っ張られていく。
マスクも白ばかりで黒マスクは不快といわれていたが今では普通。
それどころかデザイン性の高いマスクをつけている。
いずれは変わっていたことも普通になる。
最初に買われた人が羨ましい。
たいそうな事を書いたが自分はただ日傘を買っただけ。
自分の中で少し変化しただけ。
雲一つない空、自分の上には傘、下には影がある。
夏が待ち遠しい。
夏、田舎、心が汗を流す。
仕事中の眠気を噛みしめる。
仕事中の眠気が高まってきているので何かいいものがないかと模索。
周りの人は辛いガムのボトルを持ってきている人が多いが、自分はあまり小さい粒のガムは好きではない。
どちらかというと自分は板になっているガムの方がガム!って感じがして好きだ。
久しぶりに板ガムを買ってみた。細長いガムを銀紙から外して食べるときに小さいころに何回か行った焼肉屋さんを思い出す。
味はさわやかなミントの味、鼻に抜ける感じも辛いガムに比べると強くはないが十分だと思う。
このガムを買っている人をあまり見かけないが大丈夫なのだろうか。
飲食店の帰りに渡されるイメージしかなく、もしかすると飲食店が大量に買っているからもっているのかも。
しかし、本題の眠気を覚ます目的だが、最初は硬さと味で目が覚めるがすぐにふにゃふにゃの謎の物体になってしまうので効果は薄い。
そこで自分の中ではとても久しぶりにグミを買ってみることにした。
買ってみたグミはよく見ているeスポーツの大会で宣伝されていたものにした。
硬そうで噛み応えもよさそうだ。
面白そうなのでメロンソーダ味を購入。
ふたを開けると内側の袋に反射して発光しているように見えた。
色が蛍光グリーンで有色透明なこともあり、なおさらそう見えた。
一瞬食べるのをためらうような色だ。けどそれが逆にお菓子ぽくて良い。
味はあれに似ている。ドリンクバーや中学や高校の前にある自販機でしか見なかった(と思う)飲み物の味がする。
それを少し甘くした感じ。
もしくは最近出てきた大容量エナジードリンクの赤。
自分はあんまり好きじゃなかった覚えがあるがこれはこれで好きだった。
特にエナジードリンクは二年ぐらい前と最近飲んで後悔したはずだ。
嗜好の変化は不思議なものだな。
また買ってみようかな、やめとけ、やめておこう。
食感はやはり硬さを売りにしているだけあって硬い。
しかし、理不尽な硬さではない。ちょうどいい硬さだ。
形が薄いのに硬いので面白い。昔輪ゴムを噛んだ時を思い出す。
食べ物ではないが似ていると思う。
ガムよか眠け覚ましにはなる。けれど高確率で五分後にはまた舟をこぎそうになる。
何か他にいいものはないか。スルメとか?、いや臭いな。
自分なんかはゴムやスーパーボールとか噛めばいいんじゃないか。美味しくないし、食べ物じゃないけど。
やはり気休めにはなっても根本は解決できない。
エナジードリンクも元気の前借り。頻繁に飲むべきではない。
あれは何かを楽しむ前に飲むものだ。
目には目を、歯には歯を、睡眠には睡眠を。