いかがな毎日

いつもと違う日の日記をつらつら書くよ。買ったものとか、食べたもの、好きなことを。

夏、田舎、心が汗を流す。

今日はずっと家にいる予定だったが、あんまりにも外が暑そうで天気が良かったから、自転車であてもなく彷徨ってみることにした。
自分の家の周りは比較的栄えているほうだが、少し離れると田舎が見えてくる。
 
田舎の中を走る。
田んぼに水を入れるために用水路から引く音。
大きな鳥に見立てたごみ袋にかまわず畑にいるカラス。
道に落ちる耕運機のタイヤでできた土の塊。
 
川や田んぼで生き物を探していた小さかった頃を思い出させる。
身近にあったこの光景は今では少し離れないと見ることができない。
今の子供たちも、身近にザリガニやカエルを探すことができるのだろうか。
まだ生き物を捕まえる網と箱は売っているのだろうか。
虫を捕まえるのは珍しいことになっているのだろうか。
 
そういえば通っていた保育園の横には田んぼから住宅になりもう家族が住んでいる。
子供の元気な声が聞こえるいい場所になっているだろう。
思い出の場所はほとんど形は変わり、記憶を上書きしていく。
悲しいことではあるが大きく変化するまで自分は気づくことはなかった。
注目していなかった。
思い出してもいなかった。
自分も上書きされていったのだと思う。
外を見るより小さな画面を眺めるようになった。
自分が変わっていくように世の中も変わってく。
いつでも自由に好きなところへ行くことはもう出来ないが、たまには思い出すのもいい。
 
心身、汗を流しているの感じ、近くにあった100円自販機でいつもは買わない飲み物を買った。